―『３月のライオン』はこれまでの主題歌もとても評判で、第１シリーズは第１クールがOP・EDともにBUMP OF CHICKENさん、第２クールではOPがYUKIさん、EDが米津玄師さんで、第２シリーズはまたOPはYUKIさんに再び歌っていただき、EDは新たに Brian the sunさんに歌っていただきました。これまでの主題歌に関してお話をうかがえたらと思うのですが、まず、お二人はBUMP OF CHICKENさんのライブにも行かれたそうですね。
河西(以下、河):曲自体は昔から知っていたのですが、BUMPさんのライブは初めて行かせていただいて実際に生で聴いて、そのパワーに圧倒されました。長年やってきたバンドなのに常に新しいものを求めて、前進している感じを受けました。
花澤(以下、花):私も学生時代に、ずっと聴いていました。BUMP OF CHICKENさんの曲にまつわる学生時代の記憶とかも相まって、あれ、私ライブにデトックスしに行ったのかな？っていうくらいボロボロ泣いちゃって。私もライブを観させていただくのは、初めてだったので、以前から「『３月のライオン』に関われて良かったな」と思っていましたけど、「本当に良かったな！」って思いました。
一同:（笑)。

―ちなみに、お二人は生「アンサー」も聴けたんですか？
花:生「アンサー」、聴きました！
河:僕がうかがったのは花澤さんとは別日のライブですけど、僕も聴きました。

―アニメのオンエアでは何度も聴かれていた歌ですが、どうでした？ 生で聴く「アンサー」は。
花・河:よかったですね～～。
河:関わっているので、「観客の皆さんの反応はどうなんだろう」というのもあったんですけど、みんなが曲に乗っているのを見て、「ああ、よかった」って。

―そっちの目線にも、なっちゃいますよね。BUMPさんと同じく、ＹＵＫＩさんにもこれまで主題歌に２曲ご提供いただいています。
河:YUKIさんの「フラッグを立てろ」は、主題歌の発表があったときに、ご自分の昔のお話などもまじえて出されていたコメントを読んで、「なるほどな」と思いました。それを踏まえた上で聴くと、ああ、こういう思いで歌っているんだなっていうのが伝わってきて、本当に「フラッグを立てろ」は、この２期のいじめのシーンにぴったりだという印象です。

―まさに、「フラッグを立てろ」の１番は、零くんのつもりで歌詞を書かれて、２番はひなちゃんのつもりで歌詞を書かれたそうです。１番と２番で歌い方も変えられているという、お二人のことを歌った主題歌ですね。
花・河:嬉しいです！

―花澤さんは、茅野愛衣さん、久野美咲さんの川本家の３姉妹役で揃って、YUKIさんのライブに行くご機会もあったそうですね。
花:はい、あのみなぎるパワーは、ひなちゃんと通じるものがあるなあと思いながら観ていました。歌っていても、踊っていても、何をしていても、ずっと輝いているんですよね。ただ、そこにいるだけでも。YUKIさんについていけば、なんだか強くいられそう！みたいな。そういう気持ちにさせてくれる人だからこそ、歌もあんなに力強いんだろうと思います。第１シリーズの主題歌の「さよならバイスタンダー」も、今もずっと聴き続けているんです。あの曲も、２期のひなちゃんの気持ちにもぴったり合うので。どんな場面でも、前向きにしてくれるものを作ってらっしゃると思いますね。

―花澤さんがYUKIさんのライブに行かれた時は、生「さよならバイスタンダー」は聴かれたんですか？
花:聴きましたね～！ 隣の席の美咲ちゃんと思わず顔を見合わせました。ハッ！って(笑)。「ハチミツとクローバー」の主題歌の「ドラマチック」も聴かせていただいて、最高でしたね。