3月のライオン March comes in like a lion

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一視聴者ですね(笑)

はい、これは大好きなんだということに気づきました(笑)。また、名倉さんに手掛けていただいたEDの映像が、曲とものすごく合っていて、名倉さんはベテランの方、米津さんはお若い方なのに、お二人の感性が合わさると、これまでに見たこともないものが生まれるんだと心躍るものがありました。

新房さんからのオーダーで名倉さんに担当していただいたのですが、あの米津さんの歌が流れる90秒を、映像はああいうタッチにしようと思われたのはご自身によるものですね。

名倉・米津両氏にも刺激を受け、テレビアニメ第1シリーズ最終回のエンディングに、羽海野先生はこちらのカットを含むシーンが連なった8枚のカラーイラストを寄稿

大ベテランの名倉さんが、まるで米津さんに負けん気を見せて迎え撃つような映像を作られていて、私自身もすごく刺激になったんです。それで最終話の「ファイター」の絵は、名倉さんや米津さんに私だって遅れをとる訳にはいかないという気持ちで臨ませていただきました。

原作愛のつまった音楽

主題歌しかり音が付くというのが、漫画にはないアニメならではの特徴の1つですが、音楽でいえば「ニャー将棋音頭」や「リスポッケ先生の歌」も作られました。

「ニャー将棋音頭」の映像に出てくるお花とか、私が「ハチクロ」のときに描いたものも使っていただいていて、「よく見つけて下さったなあ、すごい!」となりました。色合いも私の大好きな色合いで。

みんな原作愛がすごいんですよね。

リスポッケ先生も聴かせていただいて、あのぼんやりした子供達の歌声が素晴らしすぎてびっくりしました。リスポッケ先生は、3分アニメくらいのスピンオフにしていただけたら嬉しいです(笑)。

あれも全ては新房さんの「せっかくだからリスポッケ先生の歌も作ろうよ」の一言が始まりでしたね(笑)

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