独特の世界観を、キャラクターデザインにしても設定にしても持っている方です。今回は設定ということで、本人も新しい役職になりますが、すごく楽しくやっていただいているような感じで、そこのところはほっとしています。原画にしても設定にしても、すごく緻密な絵を描いていただけるので、どこかで多分見せていく機会もあるはずですが、非常に良いポジションをセッティングできたなと思っています。それから、美術監督では田村せいきさんにも入っていただいていて、田村さんもすごいキャリアのある方で、世界観が原作の絵とシンクロしているような背景を描いていただいているんで、皆さん楽しみに想像をいっぱいしていただければと思います。
原作の絵は一色だからねぇ。これがカラーになった時どうなるのかなあっていうのはやっぱりみんなすごい興味があると思うよ。
読者読者の期待にも応えてくださる方々を選んでいただいたんですね。
やっぱり原作の世界観を、設定部分ではどういう風に作っていくかということを新房さんも大事にしているので、そこにすごくドンピシャな人達を持って来られたのではと思います。
杉山さんによるアニメのキャラ設定
演出面では、岡田堅二朗さんに携わっていただくことも発表になりました。
彼は『〈物語〉シリーズ』などで、コンテ演出をメインにやってもらっていましたが、今回はシリーズディレクターという形でピックアップさせてもらいました。新房さんとのタッグのキャリアも長くありましたので、共通言語というかテクニカルな部分での理解、意思疎通が出来ているという意味でも、今回このポジションで活躍してくれると思います。
あと音楽では、橋本由香利さんにご参加いただきますね。
橋本さんは新房さんからのリクエストでしたね。シャフト作品では『さよなら絶望先生』『ささみさん@がんばらない』などを手がけていただいています。すごく青春劇に合ったものを出してくれるんではないかということで、新房さんから希望があったかと思います。