3月のライオン March comes in like a lion

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選択肢としては、それこそお断りしていただくっていうのもありえたかもしれない中で…。

実は1回…。僕の方にお話もらった時にいろいろ悩んで、「岩上さん、やっぱりね、うちではないと思うよ」って。だけどそれから、羽海野さんの熱いメッセージみたいなものも改めて伝わってきて、「やっぱりどうですか?」みたいな話が何度かあったところで、じゃあ、挑戦してみます!という話をさせてもらいました。

羽海野さんは本当に、自分の望むスタッフでアニメにならないのであれば、それでいいですって言っていたんだよね。

その話を聞いてね。

そこは明確に。もちろん他にアニメ業界に素晴らしいスタッフがいるのは知っているんだけど、自分の中でクエスチョンがつくような人に作ってもらって、クエスチョンが増えていくような感じになるんだったら、しなくていいですっていう感じかな。だから、実際アニメ化の話はあっても連載終わった後だろうなあぐらいの気持ちでいたよ。

先ほど挑戦という言葉がありましたが、今アニメが出来上がりつつあるところで、手応えといいますか、皆さんの中で挑戦してみた結果とまでは言いませんが、

途中経過はいかがでしょうか。

僕はお願いした以上、基本的にもうお任せするスタンスだけど、仕上がったキャラデザとかを見ると、大変素晴らしいって思わざるえない。そういえば、こないだも、シャフトで色見本を見させていただいた時に、羽海野さんはとても喜んでいて、「なんて素敵なんでしょう」ってことをずっと言っていたんだよね。相当気に入っていたんじゃないかなあって思いましたね。

本当に良かったですね。

2 3人が思う『3月のライオン』の魅力

ところで、久保田さんと岩上さんが逡巡なさった部分もありながら、『3月のライオン』をアニメにしたいと思った魅力は何でしょうか。

確かに、アニメにするには難しい原作だと思うところもありました。本当に羽海野さんという強い作家性が作り上げたストーリーとかキャラクターとかバランスが、アニメのプロデュースワークでは作れないという感じがあるじゃないですか。→

TOP 3月のライオン連載インタビュー企画 久保田光俊[シャフト]×友田亮[白泉社]×岩上敦宏[アニプレックス]

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