岩上さんの言うとおりで。シナリオ会議にも羽海野先生は何度も参加してくださって、ものすごく協力もいただいていて。家族的な雰囲気も感じさせてくださり、本当にありがたいです。
羽海野さんは、自分の好きなものを作っていた人達っていうのに限りないリスペクトがある人だから、そのへんが一番上手くいっている原因なのかとも思います。
新房監督と久保田さんと岩上さんはまさに盟友だと思うのですが、羽海野さんと我々に対する評価といいますか、新房監督としても好感触と思って間違いないでしょうか。
上手くいきすぎてますよね(笑)。新房さんは羽海野さんを本当に好き過ぎている感じだから。
上手くいきすぎです(笑)。
(2人は)似ているんじゃないですかね。
そう思いますね。
皆さんから見て、新房監督と羽海野さんは共通しているところがありますか。
羽海野さんはすごく新房さんと波長があって
共通点があると気が合います☆
お話も弾むようなので、見ていてすごく微笑ましい感じですよね。共通するところがいっぱいクリエイティブなところを含めてあるんじゃないかなあ。
こないだ、絵コンテの直しを羽海野さんに見せた時に、新房さんって自分で直しの絵を入れているじゃないですか、それに対して、「こんなに絵が上手いなんて…!」って、ずーっと言っていたね。新房さんの描いた零くんを見て、「こんなにいたいけな少年を描ける男の人はいませんよー」ってずーっと言っていたぐらい。
羽海野さんの新房監督に対する尊敬の念は、『3月のライオン』のアニメを通して、お会いする以前よりさらに深まっていますよね。
でも、新房さん独特のコンテ修正のあの絵は、やっぱり響くんですね。
新房さんの絵は説得力があるからね。デッサンがいいとか悪いとかじゃなくて、絵自体に力がすごくありますね。
僕が一番びっくりしたのは、新房さん、最初に会った時は、打ち合わせの後の飲みの席でのとにかくお酒好きな印象だったんだけど…。
それはそれで合ってます(笑)。