いつもずっと心配なんですけど、このお嬢さんはお別れした後も楽しそうに歩いている!ってほっとしたんです。本当にあの後姿には、前にアニメにしていただいてから大分空いているから、今度の皆さんとはちゃんとうまくやれるかしらと私もまだ緊張していたところに、ああ大丈夫だって嬉しくなりました。しかも持っていたのが、ケーキとかじゃなくて、キムチというのがよかったですね(笑)
そんなこともありましたね。少し恥ずかしいですが、そう言ってもらえて、また、あかりさんを頑張れる気持ちになります。
あのときは、アフレコが始まってまだ間もなかったですよね。そういうことがあって、その後に発売になった12巻の表紙のあかりさんは茅野さん似になって。
嬉しくて、表紙を見る度に思い出します。
茅野さんとお会いして、あの笑顔を見ていたらそれが目にふんわり残って、手から出てきたあかりさんがよく似た笑顔になっていたんですよ。目尻がふにっと下がった可愛さですね。メディアミックスのこれがすごく楽しくて素晴らしいところだと、私は思うんです。
私一人の人格が創りだしたキャラクターに本当に生きている人の何かが少しずつ沁みこんで少しずつ膨らんでいくところ。演じてくれる人の声や仕草、まとった空気とか。
あかりさんというキャラクターには、茅野さんの持っているものが沁み込んで膨らんできているわけですね。
茅野さんがお酒好きというのを知ってから、あかりさんがお酒好きっていう設定を足さなきゃって思いました。まだ、あかりさん自身が飲んでいるシーンを描けていないんです。私があまり飲めないから、詳しくなくて描けずにいたんですけど、これからは茅野さんに質問して描けばいいんだって。日本酒を多分、林田先生や島田さんと飲んでいて、両脇がバターン、バターンてなっているけど、一人だけスイースイーって飲み続けているっていうのを描きたいんですけど(笑)
楽しそうですね。いつもバー美咲だと、ドレスじゃないですか。それで太ってきて服が入らないという描写もあったから、和服も見てみたいです。