まずは茅野さんにまつわるまだ世に出ていないとてもいい話として、キムチのエピソードをお聞かせいただけますでしょうか。
アフレコの後に、ポッサムキムチを買って家で食べようと思って、購入して帰るところを、羽海野先生に目撃されてしまったんですよね。
羽海野さんは、アフレコ後に我々と実写映画の方のお仕事に向かうところでした。
タクシーを拾って、次の仕事場に行こうと
思ったら、茅野さんがキムチを下げて歩く後ろ姿をお見かけしたんです。おやおや、何を持っているのかなと話しかけたら、「キムチなんです」ってキムチの内容を説明してくれて、その姿がすごく嬉しそうで、この包みを開いて、ご飯を食べたり、飲んだりするんだなと思ったら、これは楽しいところを見つけてしまったって。夢のような足取りだったんですよ。
気持ちがもうお酒とキムチに向かっていたんですね。あかりさんに通じるところがありますね。でも、かやのんは割といつもそうで、自分の楽しさをちゃんと知って生きている感じがします。
いろんな仕事をして、いろんな人に会うんですけど、打ち合わせが終わって失礼しますって言うと、さっきまで微笑んでいた人が固い顔をして後で交差点でばったり会ったりとかがよくあったんです。皆さん、すごい気を遣ってお仕事して下さっているので、自分が負担を強いていないか、→