それでいうと、実は自分の中で(『物語シリーズ』)の羽川と一番近いのは香子なんです。
香子はものすごい零に甘えているので。老倉さんの中の阿良々木くんのくんのような。
昔でいうと、『あしたのジョー』の矢吹丈に対する白木葉子ですね。すごく複雑な、一言じゃとても言えないような関係です。
私はとても桐山くんと香子の関係は、好きなんですよ。あまりに照れくさくて、何があったのかは、まだはっきりとは漫画には出していないですけど。
色々あるんだろうなと、想像する感じがやっぱりいいんじゃないかと思っていましたが、まだ意図的に出していないんですね。
零くんがやっぱり、どこかですごく香子を好きなのに、緊張し続けているので、彼から見ると近づけない人なんだろうなあと思っています。同じお家にいちゃいけなかったんだろうと。
香子が冬に外に出されて怒っているところとか、近寄りがたいように見えるじゃないですか。あの場面で彼女の立ち位置が、
香子はアニメでもキーパーソン
決定づけられたような気がします。
仁王立ちで立っていて、寒いよりも怒っているのが先に立っちゃうので、寒くないし心も折れないしっていうところですね。
あれは神々しさすら、ありますよね。
ああいう女の子が一緒に住んでいると、桐山くんも難しかったと思う。太刀打ちできなくて。絡まれても乗るわけにはいかないし。
だって同じ次元にいないですよね。香子は同じ次元で会話したいかもしれないんだけど、零からすると、それは無理ですよね。
確かに、香子は1話目の1コマ目に出てくるキーパーソンですよね。彼女がどうアニメで描かれるのかも、キャスティング含めて注目ですね。
彼女はキャストに頼るところも、大きいかもしれません。
アニプレックス・制作 淀 神秘的な演技の出来る人がいいですね。傷ついていても、神々しさがあって、強くて、でも、その裏の弱さも表現できる方。