ところで、もうすでに大分打ち解けていらっしゃるお2人ですが、最初に実際お会いしたときの印象はどうでしたか?
私は少し心配だったんです。どんな方か、噂が全然流れてこないので、分からなくて。まったく想像がつかなくて、もし怖い人だったらどうしようと思ったら、初対面ではやっぱり厳しいという印象だったんです。あんまり、しゃべってくれないし、動かないし。
シャフトさんにうかがって、社内見学をかねての顔合わせでしたね。
でも、その後で晩ごはんに行ったら、たくさんお酒を飲んで酔っていらして、急に怖くなくなって、あれあれ~?って思って、すごい面白かったです(笑)。チェイサーのウーロン茶が全然減っていなくて、氷が溶けるスピードにさえ負けているという(笑)。さっきまでシャフトさんにいた人と違う!って思いました。
会社にいるときは緊張していたんですよ。
こちらとしては、読んでいてすごいなと思っていた漫画の作者に会ったわけで。僕もそんなに社交的ではないので(笑)。相当、人見知りなんです。だから、対談とかを飲みながらしかやらないのは、ああいうところじゃないとしゃべれないんですよ。酔わないと饒舌にならない。
饒舌になっても、話したことをみんな忘れていっちゃうことを途中で知り、それも面白かったです。全て忘れている!って思って。
掟上今日子さんより記憶がもってないじゃないですか(笑)。
そうですね(笑)。
寝る前の段階で忘れている、飲んだら忘れる探偵でした(笑)。
でも、あの場でお2人がとても意気投合されていたのを、よく覚えています。お互いに、この仕事に就かれる前に共通して読まれていた内田善美先生のことなど。
少女漫画の話をたくさんしましたね。
河あきら先生も。