3月のライオン March comes in like a lion

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ヤングアニマルで始まるときの広告ですね。

新房監督も見ていた連載告知ポスター

前の作品の『ハチクロ』から将棋なんだ!と、すごい不思議に思ったんですよ。

監督は『ハチクロ』は読んで下さったことはありますか?

あります。だから(『ハチクロ』には)ふんわりとしたイメージ、内々はともかく雰囲気は学生達が主人公で、間口が広い感じを狙っているなと思っていて、でも、その次が何で将棋なの?と。

『ハチクロ』が終わった後、私はフリーだったので、色んな出版社の人から、『ハチクロ』みたいなものをもう一回描いて下さいというオーダーをいっぱいいただいて、でも自分としては、同じようなものを描いて、もし外したらその時は一発屋って言われて、もう3本目はないなと思ったんです。だから2本目は攻めるもの、全然違う堅いものを描こう!! そうしたら、外れても前のめりな感じが残る。その上で3本目でもう一度、学生ものとかをやろうと思っていたんです。でも、(『3月のライオン』を)始めたら楽しくなって、やめられなくなってしまいました。

中吊りのポスターを見たとき、すごい違和感があって、この絵は何だろうと、しかも題材が何で将棋なんだろうと。僕も今は自分で将棋は指さないけど、小学校の頃までは好きで指していたから、(ポスターを見て)不思議になるくらい将棋に関しては思い出があったんですよ。

羽海野さんが新房監督・シャフトさんの作品を一番最初に触れたきっかけというのは?

『絶望先生』でした。次が『荒川』かな。私の姪が『絶望先生』を大好きだったんですよ。夢中になって見ていたので、姪に教わって一緒になって見始めました。その後、中村光ちゃんとお友達になったので、『荒川』がアニメ化されるときには、「新房監督なんだ、いいなー」って…。『荒川』見て思ったのですが、『絶望先生』もそうなんですけど、ギャグのテンポがすごいよかったんです。ちゃんと笑えるようになっていて。

それは自分というより、シャフト内の演出陣の力ですよ。

ちゃんとギャグをギャグとして笑えるようになっているアニメで、本当に笑っちゃうんです。アニメでも漫画でもギャグとシリアス両方出来る人ってあんまりいないなって思うんですけど、→

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